例の文楽問題

例の文楽問題

大阪府だか、大阪市だかが、文楽協会への補助金をカットするという問題について。

僕は政治にも政治家にも興味がないので、あくまでも「文楽好き」としての意見だが、

別にいいんじゃないの?

・理由その1:曖昧さ
上演のメインは国立劇場だし、文楽は日本が誇るべき芸術なわけだけど、
それをなぜ、大阪府だか大阪市だかだけが補助する必要があるのかが、ギモン。
ヨーロッパの国立オペラみたいに、制度としてカチッとしてればよかったのだが、
日本ではその辺の整備が曖昧(未熟)なのではないだろうか。
だからこれを機にリセットし、「誰が、何に、何のために、お金を払えばいいのか」を明確にすればいいと思う。

・理由その2:金額
年額5200万の補助金を25%カットって、そんなレベルで「文楽が滅びる!」とか言っている有識者は何なのだろう・・・。
わずかこれだけの補助金がなくなって滅びるぐらいなら、そんな文化は滅んでしまってよろしい。

・理由その3:文化・伝統は滅んでゆくもの
日本人は兎角、「古いもの」を重んじすぎる傾向があるように思う。
伝統とは守ることよりも創ることの方に価値があるわけで、古いものに盲目的に固執するだけでは、文化の発展はそこでストップしてしまうだろう。

日本の歴史においても、今まで数々の文化・伝統が滅んできたわけだし、一方で新しい文化も芽生えてきた。

滅びたものにはそれなりの理由があり、そしてそれが別の新しい文化を生み出すのである。

だから万が一、5000万程度の補助金がなくなって文楽が滅びるのだったら、
それはそのときが「文化の寿命」なのだということ。
ま、そんなことは絶対にあり得ませんが。

ということで、ただ古いものを守れば良いというだけではなく、
こういうことをきっかけに、文化・伝統とは何か、そして、日本人のアイデンティティはどこにあるのか、ということを考えてみるのも悪くはないだろう。

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