2010年7月

シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

人生とは不思議なもので、中学の頃のオケの先輩に、 偶然20年振りに会うことになった。 ワインとタパスで、自然と音楽の話になる。 そのときに教えていただいたのが、 この「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」。 ベネズエラの、更生が必要な若者たちを教育して結成されたオーケストラらしく、 早速youtubeで観賞したのだが、 なるほど、そのエネルギーたるや、凄まじいものがある。 音 […]

  • 2010.07.26
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映画「アイアンマン2」

「2作目は1作目を超えられない」なんてのは、 ひと昔前の映画の迷信だと思っていましたが、 やっちゃいましたね、コレ。 サミュエル・L・ジャクソン、スカーレット・ヨハンソン、ドン・チードル、 といった一流の役者を揃えた割りには、中身が全く伴わず・・・。 ミッキー・ロークの怪演もおよそ適役とは言えず、 何がしたかったんだかよく分からない映画。 でもエンドロールの後のオチで、 どうやら懲りずに3作目もあ […]

「俵屋宗達 琳派の祖の真実」(古田 亮)

いわゆる「琳派」という括り方がキライな自分にとって、 宗達を「琳派の祖」と位置付けることは、 常々納得できない、と思っていた。 それはテーマとか技法といったレベルの問題ではなく、 「作品として向いているベクトルが違う」という感覚レベルの問題で、 だからこそ一方で、それを明確に言葉にできないでいることがもどかしくもあった。 しかしこの本は、宗達とは何か、魅力はどこにあるのか、 いわゆる琳派とは何が違 […]

「振仮名の歴史」(今野 真二)

日本語には、かな(ひらがな・カタカナ)と漢字があるから難しいとよく言われるが、 それだけじゃない、振仮名という厄介なものまである。 ならいっそのこと、漢字を廃止すれば振仮名だって必要なくなるじゃないか、 と思われるかもしれないが、そうはならないだろう。 例えばひらがなだけの文の右側に、 「漢字による振仮名」みたいなのが出現するだろうことは、 容易に想像できる。 漢字というのは、表意文字であり、一種 […]

「江戸のセンス」(荒井修・いとうせいこう)

最近ではとりあえず、 タイトルに「江戸の~」と付いていれば、 そこそこは売れるようだ。 荒井修氏は扇子職人であり、 タイトルの「センス」と「扇子」を掛けているらしいのだが・・・。 扇子職人というような、ニッチなジャンルの人が語ると、 すべてもっともらしく聞こえるから、ある意味ズルい。 冷静に読んでみると、 「本当にそうか?」とツッコミたくなる箇所も、実は多々ある。 そもそも、扇子のデザインというも […]

「江戸の妖怪事件簿」(田中 聡)

幽霊や妖怪が、まだ人間と共存していた頃の話。 『藤岡屋日記』によれば、19世紀の江戸で、 「幽霊星」なるものが流行ったという。 うっかり夜空を見上げてその星を見てしまおうものなら、 命を落としてしまうという何とも恐ろしい星なのだが、 さらに奇妙なことには、その星が位牌の形をしていたという。 天上致して星となり、人の形より位牌の形ニなり幽霊星と申候 位牌の形の星というのは想像もつかないけれども、 今 […]

「まだ科学で解けない13の謎」(マイケル・ブルックス)

僕を含めた、科学が専門でない人間にとっては、 「選ばれた事象しか知らされない」というジレンマがある。 すなわち、幾多の実験・学説の中から、 「まぁこれが、正解だろう」と言われるものだけが、 ”真実第一候補”として提示されるわけだ。 しかし、その”真実第一候補”の陰で切り捨てられていった、 その他大勢の観測結果や学説の中にも、 ”第二候補”とまではいかないまでも、 かなり興味深いモノが潜んでいること […]