「ガリレオの指」(ピーター・アトキンス)
この本に出会ったのは、
まだサラリーマン時代の、5~6年前のこと。

科学の楽しさ、美しさを、
ここまで興味深く書いた本には、
同ジャンルの本をそこそこ読んでいるつもりの自分でも、
未だ出会っていない。

副題は「現代科学を動かす10大理論」。

1.進化
2.DNA
3.エネルギー
4.エントロピー
5.原子
6.対称性
7.量子
8.宇宙論
9.時空
10.算術

ちょっとでも理科が好きな人なら、
この題目を眺めただけでもぞくぞくするだろう。

ミクロからマクロまで、古典から最新理論まで、
まさに「科学の時空」を自由闊達に行き来する。

仕事に疲れた頭で、この分厚い本をランダムに開き、
それとはなしに読んでいると、気づいたらハマってしまう・・・
という状態が今でも続いている。

そして、この壮大な科学エッセイのタイトルに付けられた人物の名前が、
アインシュタインでもなければニュートンでもなく、
ガリレオだというところが、これまたexcellent。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です