「絵とき 広告『文化誌』」(宮野 力哉)

我が国の広告の歴史や成り立ちについて、
豊富な図とともに解説した本。

広告とはコミュニケーションの一形態である。

だから、広告について知ることは、
コミュニケーションについて知ることでもあり、

それはすなわち、詩歌や物語、デザイン、浮世絵といった、
半ば芸術とでもいうべきジャンルについても、
言及することとなる。

この本では、ラジオ・テレビ・インターネットといった、
「現代広告」については、敢えて割愛されている。

それらの広告は、果たしてコミュニケーションなのだろうか。

企業による「成果第一主義」ばかりが目立ってしまい、
本来あるべき広告の姿から外れてしまっているように感じるのは、
僕だけだろうか。

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