恒例のシングル・モルト試飲。
またもや、甘いです。
何とも言えない、これじゃない感…。
そう、味覚や嗅覚というのは、
大脳の古皮質で感じるものなので、プリミティブな感覚。
だから、言葉にするのが難しく、
「何とも言えない」としか言えない。
それは、味やにおいを表す形容詞が、
極端に少ないことからもわかる。
全然論理的じゃないけど、
「おふくろの味」って言えば伝わっちゃう、みたいな。
レストランのワインリストとかに、
苦し紛れに「ほのかなバニラの香り」とか書いてあるのもあるけれど、
そんなにおいがするはずもないのです。
葡萄酒なんだから。
「料理は目で楽しむ」というのも、言い訳です。
味覚というのは人間の中では発達していない分野なもんだから、
それを何とかして視覚でごまかそうというわけ。
要するに、見かけだおし。
ウィスキーの味が説明できずに、
こんなこと書いてるのも、言い訳なのです、はい。
でもやっぱり、甘い。