7月6日は「ピアノの日」。

何かと名前の出る外国人、シーボルトが、
1823年のこの日に、日本に初めてピアノを持ちこんだのだという。

1823年といえば、天保の改革の18年前、
江戸後期の入り口といったあたりである。

一方、1827年に没したベートーヴェンが第九を書く1年前でもあり、
偉大なる32曲のピアノ・ソナタは、この前年に書き終えている。

僕が一番好きなソナタは、
Op.110(31番)の特に第一楽章。

グールドの超スローテンポも魅力的だけど、
バレンボイムの、一音一音を確かめるように弾くこの演奏も捨てがたい。
(それにしてもこのピアノの音色は柔らかい。)

こんな曲を江戸の庶民が耳にしたらどのように感じたのだろう。

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