映画「カウボーイ&エイリアン」

カウボーイといえば、日本の忍者やサムライのような、
アメリカさんにとっての、ナショナル・ヒーロー。

かたやエイリアンといえば、
今やゾンビと並ぶ、ハリウッド2大ヒールの1つ。

ゾンビ映画は、ロメロ監督の偉大なるオリジナルに始まり、
「~オブ・ザ・デッド」という形で、やや乱発気味。

幸い、僕はゾンビ映画が苦手なので、
このコーナーでぶった斬ることはできませんが、

エイリアンと違って、造形を云々されることがないので、
ストーリーとか設定で勝負ができるわけですが、

エイリアン映画の場合は、ギーガーのデザインが完璧すぎるために、
当然、そのあとの映画にとっては、
ハードルが激高となっているわけです。

それでも、「AVP」や「プロメテウス」のように、
オリジナルエイリアンシリーズを踏襲したものであれば、
まだ元の造形に頼ることはできるのですが、

それ以外、特に「エイリアンVSニンジャ」とか
「エイリアンVSアバター」とか「エイリアンVSエイリアン」のような、

イタイB級映画になってくると、登場するエイリアンは、
もはやデパートの屋上の仮●ライダーショーに登場する怪人か?と思うぐらいの、
目も当てられぬデザインになってしまいます。

つまり、「エイリアン」と銘打った映画で名作を作ることは、
ものすごく難易度が高いということです、ハイ。

とはいっても、この「カウボーイ&エイリアン」は、格が違うわけですよ!
なぜならば、ジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)とハン・ソロ(ハリソン・フォード)が、
エイリアンと対決するのですから!

これは観ないわけには、いきません。

ただ、万が一駄作だったときのガッカリ感を抑えるために、
濃いめのウィスキーは手放せませんでした。

結果は・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
駄目だ、こりゃ。

エイリアンの造形については、、、あえて何も言いません。
デパートの屋上で見かけても、知らんぷりします。

そこは許せるにしても、何から何までショボイわけですよ!!

宇宙船のデザイン、舞台設定、戦闘シーン、宇宙人が飛来する理由etc.
100円レンタルで十分な見応えです。

でもダニエル・クレイグの、記憶を失くしたカウボーイ役はハマりすぎだったので、
エイリアンとか出さずに、そのまま西部劇でも良かったのに、、とか思ったり。

次はぜひ、こんなのが観たいですね。
「エイリアンVSネアンデルタール人」。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です