「東京の空間人類学」(陣内 秀信)

 

江戸からの文脈の中で、
都市としての東京を見直してみる、という、
昨今ではよく見られるテーマなのだけれど、

具体的な地名や史跡を追うわけではなく、
あくまでも「都市論」として扱っているので、
なかなか読み応えがある。

特に、「水の都」としての東京の再評価と、
交差点を広場として発展してきたメカニズムについてが、
なるほど、と思わせれてくれた。