暇なので多忙の中何とか時間ができたので、
エイリアンが地球を侵略するとしたら(逆に、地球人が他の星を侵略するとしたら)、
どのような方法を取るだろうということを、真剣に考えてみた。

すぐに思い付くのは、SF映画にあるように巨大な母船が地球の近くまでやってきて、
そこから小型宇宙線がワラワラと発進して地球を襲う、というパターン。

映画ならよいかもしれないが、何光年も移動できるほど文明を発達させた知的生命体が、
こんなアホな方法を採用するとは、とても思えない。

なぜアホなのかといえば、
そもそもそんなデカい宇宙船は作らないだろうからだ。

デカければ、その分標的にされやすい。
なるべく反撃されずに侵略できるのであれば、それに越したことはないだろう。

それに、燃料の問題がある。
少なくとも同じ宇宙にいる以上、同じ物理法則の制限を受けることになる。

仮に、何らかの方法で特殊相対性理論の限界を突破できたとして、
光速か、あるいはそれ以上の速度で移動できたしても、
長距離をデカい物体で移動するのであれば、相応の燃料が必要となる。

燃料問題を解決するためには、移動距離を小さくすればよいわけだが、
とてつもなく巨大な重力源を用意して、宇宙空間を折り畳めば、理論的には不可能ではないけれど、
そんな「神業」を使えるほどの知的生命体が、わざわざ地球を訪問する理由が思いつかない。

要するに、デカい宇宙船でやっくることは、極めて効率が悪いわけだ。

だとしたら、発想を逆転させてみよう。

とてつもなく小さい宇宙船であればどうだろうか。

素粒子であれば、光速に限りなく近いレベルまで加速できることは実証済みだ。

ナノテクノロジーさえ発達していれば、素粒子大の宇宙船を作ることは不可能ではないだろう。

「でもそんな小さい宇宙船に、誰も乗れないじゃん?」という疑問があるかもしれない。
それも、ごもっとも。

実はここからが重要なところで、

優秀なエイリアンであれば、わざわざ来訪することなく地球を侵略するのではないか

ということ。

侵略のシナリオは、下記のようになる。

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素粒子大の宇宙船が、ニュートリノのフリをして地球にやってくる。
(もちろん、行動はあらかじめプログラミングされている)


センサーで人間を察知すると、鼻あるいは耳などから体内に侵入する。


そのまま脳にまで到達し、特殊な装置を埋め込む。


その地球人は、プログラミング通りに行動することになる。
————————–

ただこれでは、地球人を思いどおりに操るというだけで、
「侵略」とはいえないかもしれない。

だとしたら、下記のようなシナリオはどうだろう。

————————–
素粒子大の宇宙船が、ニュートリノのフリをして地球にやってくる。


センサーで人間を察知すると、鼻あるいは耳などから体内に侵入する。


遺伝子を自分たちと同じパターンに書き換える。


地球人がエイリアン化する。
(あるいは、エイリアンを産むことになる)
————————–

 

まことに恐ろしいが、賢いエイリアンなら、こういった方法をとるに違いない。

だからといって、必要以上にびくびくすることはないかもしれない。
なぜならば、すでに我々「ヒト」は、宇宙人に遺伝子操作を施された結果なのかもしれないのだから・・・。

4 thoughts on “エイリアン侵略について本気で考えてみる”

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