朝日酒造「久保田」の30周年を記念して発売された、記念酒。
純米大吟醸。
特に銘柄に思い入れがあるわけではなく、狙っていたわけでもないのだけれど、
地元の方が手配してくださったので、それでは、と購入。
普段から久保田の萬寿を飲み慣れています、という身分では当然ないので、
同銘柄の中での比較は難しいが、
最近、あまり考えずに家で飲んでる酒と比べれば、
違いは(たぶん)サルにでも分かる。
日本酒度は±ゼロなので、甘めなのだけれど、
少し前までは、酒は辛口がイイなんて思っていたのは、まだまだ初心者の証拠で、
日本酒は米なんだから甘くないはずがない、と割り切ってしまえば、
甘口の酒でも、良し悪しが分かるようになってくる。
甘いといっても、最初から最後まで甘くてはダメ。
口に含んだ最初と、味わう中頃、そして飲み終わった後の三段階で、
味がどう変化するかが、ポイントになる。
(最初から最後まで、スッキリ一本調子な豪快な酒もキライじゃないが)
この酒なんかは、その段階ごとの変化がはっきり分かる。
だから飽きないし、面白く飲める。つまり、旨い。
純米大吟醸なので、十分に冷やして飲みたい。