前にこのコーナーで書いたように、
うまい酒を探すには、まずは各道府県のアンテナショップへ
と思い立ち、さてどこから攻めようかと思ったのだが、
考えるのが面倒なので、とりあえず北から。
北海道のショップは、東京駅の八重洲口の真正面にあって、
昔から、八重洲ブックセンターに行く途中で目に入ってたので存在は知っていた。
店を入り、迷うことなく酒コーナーへ。
理想は、300mlの瓶で数種類買うことなのだが、
残念なことに、そのサイズのは2種類しかない。
それはマストで買うとして、あと一種類、四合瓶をどれにしようか、、と、
財布と相談して決めたのがこの、「大雪(たいせつ)の蔵」。
北海道は、旭川の酒らしい。
帆立の貝ひもの珍味をツマミとして買い、
帰宅してさていよいよ試飲。
小瓶二つ(あえて銘柄は伏せる)はどうもハズレだったが、これは旨かった。
香はやや弱いが、味は上品でまろやか。
日本酒度は+2なのだけれど、酸度とのバランスが良いのか、
甘いという感覚はなく、スイスイと飲める。
ウニとかイクラとか、やや濃厚な魚介との相性が良いかもしれない。
悪く言えば深みに欠ける酒ではあるが、
クセがなく、辛口好きにはオススメできる。