レスピーギといえば、いわゆる「ローマ三部作」しかまともに聴いたことがなかったのだけれど、
結構イイ曲あるじゃん?(←やや語尾上げ)ということで、
この「グレゴリオ風協奏曲」。
この「~風」、というのがクセ者で、クラシックの曲でいえば、
「トルコ風」とか「エジプト風」とか。
ちなみに、サイゼリヤのグランドメニューを見ると、
「ミートソースボロニア風」「タラコソースシシリー風」「パルマ風スパゲッティ」とあって、
果たしてシチリアでタラコスパゲッティを食べるのかと、
ちょっと疑問に思ったり。
「~的な」という意味で、なぜ「~風」という言い方をするのかは、
国語的な興味も尽きないけれど、
「シシリー風」
と言われると、
明太ソースを絡めただけのパスタでも、
シチリアの熱い風が感じられるからあら不思議、、と思ったら、
単に顔に湯気が当たってただけだったのね。
ということで、「グレゴリオ風」に話を戻そう。
言うまでもなく、これはイタリア料理のことではなく、
「グレゴリ製菓」、じゃなくて、「グレゴリオ聖歌」のモチーフが使われている、という意味で、
まぁ言われてみれば、そう感じられるような、感じられないような。
要するに、ヴァイオリン協奏曲なんでしょ、と割り切って聴いてしまえば、
静かな中にも、ソウルフルな感じで、
これはなかなかの名曲だと思った。
以上、曲の説明は最後の3行だけでした。