ショスタコーヴィチといえば、シンフォニーというイメージがあまりにも強いけれど、
それ以外のジャンルにも、意外と名曲は多い。

最近、毎日のように聴いてるのが、この「ピアノ五重奏曲」。

新宿でのレッスンの帰りに、やたらとバロックが聴きたくなり、
ディスクユニオンに駆けこんで、C.Ph.E.バッハを買ったついでに、
なぜかショスタコの室内楽集を衝動買い。

寿司屋行ったのに、座った途端に蕎麦も食べたくなって、
無理やり注文してしまった的な・・・。

その後、Youtubeでもいろいろ聴いたんだけど、
アシュケナージ&フィッツウィリアム弦楽四重奏団の演奏が、一番好きかな。

懐が深いというか、演奏に幅があるというか、完成度がやたらと高いと思う。

全楽章をアタッカで弾いているのは、おや?と思ったのだけれど、
不思議なことに、聴いているうちにそれもしっくりしてくる。

1楽章の決然とした感じと、4楽章の美しいレントが、
個人的には、特に好み。

スケルツォ中間部のスラブ舞踊っぽい旋律も面白いが、
全体としてロマン派風で、ショスタコらしくないといえば、らしくない。

グールド&シンフォニア弦楽四重奏団の演奏も深みがあって素晴らしいのだけれど、
なぜかYoutubeの動画では、3・4楽章がカットされているのが惜しい。