副題は「真面目な科学者たちの奇態な実験」。
・くすぐられると笑うということには、心理的要素が影響しているのか
・洞窟のような暗闇でも体内時計は正しく機能するか
・黒板を爪でこする音はなぜ不快なのか
・・・・・・
といった、題材が変わってはいるが、
「狂気」とまでは言い難い科学実験を紹介した本の続編。
続編なのだが、自分は前作は読んでいない。
紹介された実験の中には、
いまだ結論の出ていないものや、さまざまな理由で失敗したものなど、
本当にプロの科学者がやったのか?と思えるようなものも含まれており、
そういった意味もあっての「狂気」なのだろう。
仮説→実験(実証)→結論、というのが科学の王道であり、
その過程でのワクワク感や、見事に決まったときの達成感は、
実験の内容にかかわらず科学に共通だということを、思い知らさせてくれる。