前にこのブログに書きましたが、
もし本当に文明の進んだ星があって、
そこの住人が(ヒマ潰し以外には考えられない理由で)地球に攻めようとした場合、
地球攻撃に使う宇宙船は、間違いなくミクロサイズであって、
「小さすぎて見えなーーい!!」(by Ken Watanabe)
という状態になるのかと。
要するに、いま宇宙で知られている物理法則を「正」とした場合、
これまでのSF映画で描かれてきたようなエイリアンはあり得ないということ。
その点、この映画は違った。
宇宙人は電磁体?でできていて、
ゾンビのように音や匂いに反応するのではなく、
例えば人体のような電気体にのみ反応を示して攻撃をしかけてくる。
さらに目新しい点といえば、
この映画はロシア&USAの合作ということで、
シアトルからモスクワにプレゼンに来た若きIT企業家(?)が、
プレゼンに失敗したその晩にエイリアン襲来に出くわすという設定が、
なんかいかにも日常っぽくて、
しかもロシアを舞台にしながらも英語で喋ることの不自然さも解消しているし、
シンプルであるがゆえに、B級映画的な強引さを排除できている的な。
あとは、このエイリアンは電磁的な存在なので、
ヒトに触れると灰にして消してしまうため、
いくら虐殺シーンがあっても、まったくグロくないこと。
これはグロ耐性のない自分には、一番助かった点かな。
適正価格(劇場換算):1,400円