映画「パワー・ゲーム」

 

ハリソン・フォード&ゲイリー・オールドマンという大物俳優をキャスティングしておきながら、
どうしてこんなに安っぽい作品になってしまったんだろう、、

というのが率直な感想。

一番の理由は、脚本がイマイチな点。

いかにもスティーブ・ジョブズをベースにしている、
ハリソン・フォード演じる天才経営者と、
彼から独立した元同僚の経営者(ゲイリー・オールドマン)。

新型携帯電話の発明をめぐる企業同士のスパイ合戦に、
主人公が翻弄されて、最後は両方ともにやり込める、というお話で、

いかにもいまどきのIT企業同士の関係を描いていて、
その点は個人的にも興味深かったのだけれども、

主人公がスパイとして一方に侵入してから以降の
ダマしダマされ、という部分がどうもイケてない。

カラクリが単純すぎるというか、
うーん、主役の兄さんが若干アホっぽいのもあるのかも・・

テンポの良さは認めますが。

相手役の女優が随分と美人さんだと思ったら、
ジョニー・デップの元奥さんということで、納得。

 

適正価格(劇場換算):900円