最近、出雲旅行に行ったこともあり、
『風土記』関連本を二連読。
いや、機内で『風土記』自体も読んでるから、
正確には三連読か。
うーーん、書かれていることはその通りなのだけれど、
各『風土記』にあんなことやこんなことが記されている、
という紹介に終始している感じで、
だからどういう意義があるのか、とか、
「記紀」と異なる(あるいは同じ)のは、なぜなのか、とか、
一歩踏み込んだ考察が薄く、
いわば『風土記』のガイドブックとでもいうべき本かな。
一応、庶民の生活に即したテーマを拾ってはいるのだけれど、
紹介された内容から、古代日本の様子が想像できるわけでもなく、
要するに色々と中途半端な印象だけが目立ってしまっている。