2011年のスペイン映画。
朝起きたら、街の上空に巨大円盤が、、、
というどこかで見たような設定で始まるが、
それ以外に宇宙人も出て来なければ、
そのこと自体について描かれることもないので、
SF的な要素はほとんどない。
要するにこの映画は、
「世界が終わるかもしれない?」という極限状態において、
人々の心理や行動がどう変わるか、
ということを描いたドラマ作品である。
人々、と書いたが登場するのは、
マンネリ化したカップルと、その女性に付きまとう隣人、
そして朝起きたらその女性の隣に寝てた主役の男性、
のほぼ4人のみで、
彼らの間で、誰が誰と寝たとか、
あいつの正体は実は宇宙人なのではないか、とか、
緊張感ゼロの極めて稚拙なやり取り繰り広げられるわけで、
まぁ、コメディに近いのかな。
唯一の救いとしては、
ミシェル・ジェナーというヒロイン役の女優さんが、
非常にかわいらしかったことぐらいで、
それ以外は終始、自己満足的な舞台を見せられているような、
あまり褒めるところが見当たらなかった作品。
適正価格(劇場換算):700円