夏の食中酒には、
泡盛のロックが定着してきた。
ドライな中に、
優しというか甘みがあって、
この絶妙な味を出せるのは、
あとは芋焼酎だけだろうとは思うが、
コスパの面から、
安い泡盛を数種類注文してみた。
まずはこの「萬座」。
恩納村唯一の酒造所で造られているらしい。
沖縄には詳しくないので、
「恩納村(おんなそん)」をggってみると、
沖縄本島のほぼ中央、
Wikipedia先生によれば、
アメリカ合衆国のビル・クリントン大統領や
ロシアのプーチン大統領などの世界の首脳も、
2000年の九州・沖縄サミットの際には当村のホテルに滞在した
とのことで、
「日本屈指のリゾート地」だそうな。
知りませんでした、ごめんなさい。
ただ、リゾート地であることと、
旨い酒が造れることは別なわけで、
ここはひとつ、
公平な気持ちで品評してみよう。
一言でいうならば、
俗に云う「飲みやすいお酒」ってやつですか。
泡盛の特徴である、
「甘み」が非常に強いのだが、
もう一方の特徴である「ドライさ」が、
ほとんど感じられないのが、
個人的なマイナス。
蒸留酒に関しては、
最初の一撃はガツンときて、
そのあとじわじわと優しさを感じる、
いわゆる「ツンデレ味覚」(適当に作りました)が、
面白いわけで、
最初から最後まで「優しい」だけなのは、
やっぱり面白くないかも。
ただ「飲みやすいお酒」ではあるので、
泡盛初心者の方にはちょうど良いかもしれません。
僕的には、
「飲みやすいお酒」と、
「読みやすい本」という評価は、
即減点ではあるのですが…。