市販のウィスキーやスピリッツを、
オークボトルで熟成させて、
味の変化を楽しめる、という製品。
前から気になっていたものの、
そこそこ高価なので、
これを買うぐらいなら、
高いスコッチを買った方がいいなぁ
なんて思っていたのだが、
自らの酒の消費スピードを考えると、
そんなに頻繁に高い酒を買うこともできず、
まぁ春からの徹底した巣籠生活に対するご褒美?として、
思い切って買ってみた。
安ウィスキーを入れて約半日。
なるほど、色も濃くなるし、
ほのかにオークの香りが付き、
味わいも豊か&複雑になる。
特に、「カティーサーク」のような、
ドライ&スパイシーなスコッチだと、
その効果も覿面で、
良くも悪くも、まるで別の酒になったな、と。
その反面、
もともとがしっかりしたタイプのスコッチだと、
それほど大きな変化は感じられなかったし、
ましてやシングルモルトをこれに入れる勇気は、
ちょっとないかなぁ、、、いつかやってみたいけど。
ということで、
これを使うと確かに味や香りの変化は認められるが、
果たしてそれが「旨くなった」のかどうかは、
個人の主観によるものだし、
話のネタになる、ぐらいに思っておいた方がよい。
たまたま手元に、パックの安泡盛があるから、
ちょっと実験してみるかな。
【追記(2020/11/06)】
ウィスキーは基本ドライではないので、
あまり効果が実感できないかもと思い、
近所のスーパーで購入した、
1.8Lの「紙パック」の「久米島の久米仙」(泡盛)で、
試してみた。
久米仙は古酒も含めて飲み慣れているせいか、
紙パック版は、何となく臭味もあるような気がして、
買ったことを、若干後悔していたのは事実。
そこで今回、
このボトルに入れて寝かすこと24時間、
何とまぁ、錬金術ならぬ「錬酒術」ですよ。
前に入れていたウィスキーの風味もほんのり混じって、
まるで別の酒になった!
別の酒といっても、
もちろん泡盛だし「久米仙」であるわけだが、
軽薄だった味がしっかりと深くなって、
口に含んだ瞬間、
鼻に抜けるあの感覚がまるで違う。
色もほのかな茶色に。
ということで、今回の実験により、
泡盛との相性は良いことが判明。