約90分と短いながらコンパクトにまとまった、
2004年の王道サスペンス。
主人公のジェシカ(キム・ベイシンガー)は、
自宅にいるところを犯人集団に襲われ、誘拐される。
監禁された部屋には壊れた固定電話があったのだが、
教師でもあるジェシカは、
何とかその電話でかけることに成功し、
見知らぬ相手(ライアン)のケータイにつながる。
ジェシカはライアンに助けを求め、
ライアンは警察に届け出るが相手にしてもらえず、
成り行き上、ライアンが自ら犯人と対決することになる。
犯人の目論見は、ジェシカの夫が握っている、
とある重要な情報をもみ消すことなのだが、
その情報の映されたビデオを奪うことに成功したライアンは、
犯人によるジェシカ家族とビデオの交換要求に応じるのだが・・・。
とにかくこの話の肝は、
誘拐された女性と、それを助ける男性とが、
お互いどこの誰かも分からぬままに、
電話だけでやり取りし、犯人との対決を試みるところ。
電話を使っていることが、
いつか犯人たちにバレるんじゃないかというハラハラ感と、
テンポの良いストーリーで、飽きることはない。
犯人役はジェイソン・ステイサムだし、
ライアン役はクリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカの人)、
B級映画の常連、ウィリアム・H・メイシーも出てるし、
キャストの顔ぶれがなかなか豪華。
適正価格(劇場換算):1,500円