2013年のスペイン映画。
たとえるならば、
「アイ・アム・レジェンド」のゾンビ無しバージョンって感じかな。
ウィルスによるパンデミックか、
宇宙人による攻撃か、
はたまた細菌兵器なのか、
建物の外に出ると、
ヒトが死んでしまうという原因不明の事態が、
世界中で発生する。
(なぜか他の哺乳類は大丈夫らしい)
バルセロナのIT企業で働く主人公・マルクも、
オフィスから出られなくなるのだが、
何とか地下鉄のトンネルへ出ることに成功する。
ここから、会社のイヤな上役との二人旅が始まるわけだが、
事態が起きる前の、過去のストーリーと、
現在時制とが交互に展開することになる。
マルクの目的は、
妊娠中の恋人の居場所を突き止めること。
一方、同行することになったオッサンは、
父親が入院している病院へ行きたい。
道中、仲違いしたり、暴漢に襲われたり、
まぁ、予想通りの展開で進むわけなのだが、
まずまず飽きることなく観れるかな。
そして、ラストも、
予想通りのハッピーエンド。
ちょっと真面目な話をすると、
途中、学者みたいな人が出てきて、
「これはウィルスに違いない」とか力説するシーンがあるのだけれど、
ウィルスにとっては潜伏期間こそが大事なのであって、
外気に触れた途端、人体に異常をきたすようなウィルスは、
さすがにあり得ないでしょ。。
とまぁ、細かいツッコミ処を挙げればキリがないが、
ショッピングモールに立て籠もるとか、
お決まりのシーンもあるし、
個人的には、キライじゃない。
これぞ愛すべき、ザ・B級映画。
適正価格(劇場換算):1,300円