何だよこのクソみたいな邦題は、、と思ったら、
原題も「The Lincoln Lawyer」だった。
練り尽くされたストーリーと、
何と言ってもマシュー・マコノヒーの演技を楽しむための、
2011年のサスペンス映画。
そのマシュー・マコノヒーが演じるのは、
リンカーンを乗り回し、颯爽と仕事をこなす敏腕弁護士。
とある傷害事件の弁護を引き受けることになったが、
それを調べていくうちに、
どうやら依頼人は、
自分が担当した別の事件の真犯人なのではないかと、
疑いはじめる。
しかし、今は弁護人である以上、
別の事件には触れられないし、
そうこうしているうちに、
身内が事件に巻き込まれるし、
しかも自分が犯人だと疑われるし、
何とか今の弁護を続けながら、
もうひとつの犯罪を立証できないかと、
あれこれ手を尽くす、という話。
前半は犯人捜し的な要素があり、
後半は、犯人は分かっているけれど、
それをどうやって立証するか、という、
これぞまさに法廷サスペンスとでもいうべき、
見事な出来映え。
どうやら原作はかなりしっかりした小説らしいのだが、
それを上手くまとめた脚本にも拍手かな。
オープニングの、
ゆる~くFunkyな音楽とセンスのよい映像からして、
ヤラレタ!という感じなのだけど、
そういうストーリー以外のところでも、
エンターテイメントとして十分楽しめる。
適正価格(劇場換算):2,000円