2018年のアメリカ映画。
一見、清楚で地味に見える主人公のクレアは、
優秀な女性探偵。
そんな彼女が、初めての殺人事件、
しかも迷宮入りとも言われる難事件を任されることになる。
浜辺で見つかった、女性の首なし惨殺死体。
被害者の家に自由に出入りする許可をもらったクレアは、
そこで多くの時間を過ごすうちに、
被害者女性の派手な生活に惹かれ、
部屋に残された彼女の香水やウィックやドレスを纏い、
今まで経験したことのない、新たな女性感覚に目覚めていく。
すっかり被害者女性に変装した彼女は、
事件の真相を突き止め、犯人の逮捕に至るが、
実は最後の最後にカラクリがあった・・・。
オリヴィア・サールビー演じる主人公が、
最初の地味な姿から、被害者女性に感化されて、
徐々に妖艶な見た目に変化していくところが見所。
お色気シーンも多いので、
男性諸君には嬉しい限りなのであるが、
サスペンス作品として冷静に見ると、
主人公の行動が不自然すぎたりで、
あまり褒められるレベルではない。
オープニングは、いかにも重厚なサスペンスという感じで、
ショパンのノクターン#20も絶妙なのだけれど、
進むにつれて、良くも悪しくも印象が変わってくる。
まぁ、そこが製作側の狙いなんだろうけどね。
ということで、
この映画はサスペンスというよりも、
お色気要素重視なんだろうなー。
そういう意味では見て損はなかったけれどw
一人でそっと楽しむが、よろし。
適正価格(劇場換算):1,000円