万葉集から漱石・鴎外まで、
我が国の文学作品と、
感染症との関わりについての論考集。
正直、中身は玉石混交で、
大学時代のゼミの先輩(某大学准教授)の担当分は、
特に内容が薄かったような(辛口)。
たぶん、医学的な視点で、
これらの作品を紐解けば、
また違った発見があるのだろうが、
如何せん、文学畑の学者は、
ツマランですなぁ、、、
読めば分かることを、
もったいぶって語っているだけで、
まぁ、文学者ほど、
世の中の役に立たぬものはない、
ということを痛感しましたね。
例えば、『源氏物語』において、
光GENJI(なぜかこう変換される)光源氏が、
マラリア(と思われる)病に罹患した箇所とかを、
医者の視点でミクロに分析したり、
あるいは平安時代のマラリアの発生状況を、
マクロ的に捉えてみたりとか、
できるはずなんだけど、
文学者にはできない。
書かれてあることを紹介するのが精一杯で、
そこから現代人が、
感染症について学ぶべきメッセージとか、
そういう考察は、ほとんどない。
繰り返すけれど、
文学者の書く文章は、
ツマラン。