2009年のイギリス映画。
とあるメディカル系企業の、
最終採用試験に臨む8人。
しかし、目の前に置かれた試験用紙は、
なんと白紙。
8人は協力し合って、
試験の謎を解こうとするが、
ひとり、またひとりと、
ルール違反により候補者が脱落してゆく・・・、
というお話。
密室に閉じ込められた人々が、
本性をぶつけ合うことで、
次々に問題が発生する、
というのは、
まぁよくあるパターンなわけだが、
ただこの映画は就職試験という、
かなり気になるネタだし、
しかも、パンデミックとか、
抗ウィルス薬とか出てくるのが、
まさにタイムリー。
8人のうち、
誰かは企業側の回し者じゃね?とか、
お互い疑心暗鬼になりながら、
緊張感を高めていく前半は、
結構「アリ」だったんだけれども、
そこから先が、ちょっと雑というか、
明らかに脚本に行き詰まって、
投げやりにした感じが丸わかり。
一言でいえば、惜しい!
実は1人以外は全員企業からの回し者でした、
みたいな大胆なオチが欲しかったかなぁ。
なんか中途半端に辻褄を合わせようとして、
小ぢんまりとしてしまった感じ。
惜しい!
適正価格(劇場換算):1,300円