映画「サスペクト・ゼロ」
2004年のアメリカ映画。

連続殺人犯を追うFBI捜査官という、
サイコ・スリラーのステレオタイプ。

そこに「遠隔透視」という、
これもどこかで見たような特殊能力も加わって、
まぁ、もう、何でもアリ。

「犯人 vs FBI」という、
分かりやすい構図にすればよかったものの、

妙な人物を間に挟んでしまったのが、
失敗かなぁ。

たぶんストーリー的に、
厚みを持たせようとしたのだろうが、
単に分かりづらくなってるだけだという。

挙句の果てには、
殺人事件をいくつも経たあとに、
その人物がラストシーンで、

「もう俺は疲れた、殺してくれ!」

みたいなことを言うのだけれども、
今更それ?的な、
場違い感もハンパないし。

ベン・キングズレーとか、
キャリー=アン・モスとか、
役者陣は結構好きなのだけれども、
話がちっとも面白くない。

「見どころ・ゼロ」。

適正価格(劇場換算):1,000円