科学の10カテゴリーから厳選された、
1,000のワードについて、
分かりやすく解説した、
いわゆる「読む事典」。
ただ、たとえば、
「光量子仮説」「ティティウス・ボーデの法則」
がないなど、
1,000個のワードの選出には、
苦労したんだろうな、と思う。
物理・化学・生物・地学
の分野に加え、
社会化学・情報・応用化学
といった、
高等学校では習わない内容も含まれており、
大人も満足な読み応えかと。
ひとつひとつのワードが、
非常に簡潔に説明されているため、
分かりやすい反面、
理解の深さとか、
各項目同士のつながりを把握することは、
期待できない。
なので、
初心者のための事典というよりも、
大学受験程度の理科各科目を学んだ人が、
振り返って知識を確認するために、
有効なのだと思われる。