2007年US、スティーブン・キング原作の、
スリラー映画。
いわゆる「不条理スリラー」ってやつだが、
このジャンルには、
ナイト・シャマラン先生がいますからねぇ…。
ちょっと大味すぎる、
というのが、正直な感想。
一応、ストーリーを紹介しよう。
オカルト作家のマイク(ジョン・キューザック)は、
いわゆる「幽霊ホテル」に泊まり、
レポートすることを仕事にしていたが、
ある日、
「NYのドルフィンホテルの1408号室には絶対に泊まるな」
というハガキを受け取り、
それならば泊まってやろうと、
意気揚々と乗り込む。
サミュエル・L・ジャクソン演じる、
ホテルの支配人に、
「その部屋には絶対に泊まるな」
と散々脅されるが、
は?
俺には怖いもんなんてないんだぜ?
それで飯食ってんだぜ?
と、
男らしい見得を切る。
・・・・・・
・・・
いやぁ、この映画の見どころは、
ここまでじゃないかな。
マイクと支配人との、
「泊まる」「いや、泊まるな」
のやり取りで、
観る側の想像力の中では、
1408号室のオドロオドロしさが、
膨れ上がっていくわけだが、
いざマイクが部屋に入ってからは、
文化祭のお化け屋敷レベルのびっくり箱の連続で、
半分も観ないうちに、
飽きる。
しつこい。
しかも、怖くない。
中途半端に挿んでくる、
スピリチュアルな要素も想定どおりで、
おいおい、
これってただの酔っ払いのオッサンの、
妄想なんじゃねぇの?
という域を脱しない。
(事実、そうなんだろうけれど)
ちょっとだけ期待した、
最後のオチも強引だよね、、
という感じで、
んーーー、
2007年当時だったら、
これでアリだったのか??
少なくとも今では、
金払って観るレベルじゃない。
ジョン・キューザックの、
「独りビビリ芝居」を観たい人は、
どうぞ。
適正価格(劇場換算):400円