2023年12月29日。
ちょっと遅めの結婚記念日プレゼントを兼ねて、
妻と温泉旅行へ。
交通費と移動時間における、
コスパの良さを考え、
関東圏の温泉で、
ちょっぴり贅沢するのが、
最近のマイ家族ブームということで、
今回のターゲットは、
伊豆半島。
まずは東京駅近くのレストランでランチ。


ワインを4杯も飲んでしまい、
思えばここが、
この日の失敗のスタートでした。
さて出発時刻も近づいて参りまして、
今回の旅の楽しみのひとつでもあった、
サフィール踊子号。

全席グリーン車かつ、
個室が大人気なのですが、
ネット販売はしていないので、
一カ月前の発売当日に、
仕事をサボって午前休にして、
なんとか座席をゲット。

個室は叶いませんでしたが、
プレミアムグリーンを、
無事予約できました。
フカフカの座席に身を沈めると、
まずは飲みたくなるのが、
世のツネ、人のサガ。
社内販売による、
伊豆名物の反射炉ビア。

ショットグラスと共に持参した、
スコッチも、みるみる減ります。

この2時間半の移動で、
途中から冬の海の景色を眺めながら、
スコッチを500mlほどいってしまったわけですが、
でも伊豆急下田駅に着いた頃は、
まだ全然シラフ(のはず)でした。

駅前には、黒船が鎮座。

観光は明日の予定なので、
この日は即タクシーでホテルへ。
とにかく、暖かい。
いや、暑いぐらい。
さすが南国。
オーシャンビューの素敵なお部屋です。

お土産を肴で、まずは一杯。

部屋にも温泉はあるのですが、
最初は貸切露天で旅の疲れを癒し、
さぁ、楽しみの晩ご飯。
・・・なのですが、
私の記憶は、ここで途絶えます。
晩ご飯の席に着いたまでは、
かろうじて記憶があるのですが、
そこからが、
何を食べたのかまるで記憶にない。
なのでここからは、
妻の撮影した写真で。
金目鯛、海老、アワビの刺身もあるし、

あー、これは、
金目鯛のしゃぶしゃぶのようです。

その後も、天ぷらや、
サザエのご飯や、ビーフ、
そしてデザートまで。

それはそれは素敵なディナーだったらしいのですが、
なにせ自分は、何も覚えていない。
でも白ワインのボトルを入れて、
それはちゃんと(?)飲んでいたとのこと。
結局、完食はしたらしく、
部屋に戻り、
そのままソファーでダウン、
零時頃に目が覚め、
また飲み始めたり、
温泉に入ったり、
結局ベッドに入ったのは、
3時過ぎぐらい?
部屋から、朝焼けを見て、
当然、二度寝。

さて、翌朝は、
何事もなかったかのように、
スッキリと。
温泉、朝食、温泉を消化し、
宿の近くにある、
伊豆半島最古の白濱神社へ。


何といって見所は、
浜辺の鳥居。

海もキレイで、
その名の通り白い砂と、
ブルーのグラデーションが相俟って、
まるで南イタリア(行ったことないけど)のよう。




海風に送られながら、
白浜を後にし、
一度下田市街へと戻り、
いざ、下田散策へ。
散策のお供はやはり、
スコッチ黒船ソフトクリーム。

ペリー提督は、
偶然下田に来たのか、
あるいは事前に打ち合わせがあったのか、
は分かりませんが、
もともと下田というのは、
お寺が多かったり、
ペリーロードと呼ばれる、
情緒漂う路地があったり、
なかなか由緒正しき、
歴史のある土地のようですね。

その名も昭和っぽい、
なんと温泉の銭湯もあったりします。

これは商工会議所ですが、
細かい黒船のモチーフが、
おしゃれです。

そしてこれが、
日米和親条約が締結された、
了仙寺。

ここから、
我が国のRoad of Pochi が、
始まったわけです。
感慨深い。
Mr.ペリーも、
ドヤ顔でしょう。

かれこれ1時間近く歩きまわり、
幸い二日酔いはゼロですが、
腹が減っては戦もできぬ、
黒船にも勝てぬということで、
以前から気にはなっていた、
下田バーガーを食べにいきます。
海沿いにある道の駅、
その中にある魚市場。

そしてその向かいあります。

これなむ、下田バーガー。

要は、金目鯛のフライです。
昨夜は、刺身としゃぶしゃぶを食べて(記憶ないけど)、
今度はフライですか。
まさにキンメづくし。
汗ばむような南国の陽気の中、
ビールと一緒に最高~~!!!
と言いたいところですが、
正直、それほど旨いもんでもなかった(個人の感想です)。
やはり魚のフライの王様は、
アジフライで、
次がフィレオフィッシュ(謎の深海魚?)
なのだと、痛感しました。
遊覧船も黒船仕様。

いきなり競馬の話ですが、
クロフネという名種牡馬がいました。
毛色は、黒毛でも黒鹿毛でもなく、
葦毛なんですよね。
要は、白い。
当時は外国産馬が珍しく、
それで「クロフネ」にしたんでしょうけど、
馬としてみれば、
なんで白いのに「クロフネ」なのかと、
ペリーがハリスと間違えられるぐらいの、
悔しさだったんではないでしょうか。
さてこのあとは、
伊豆急下田駅に戻り、
この日の宿泊地である、
伊豆高原へと向かいます。
(続く)
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