映画「エイリアン:コヴェナント」

 

「プロメテウス」の続編。

ホラー要素はほとんどなくなって、
前作から兆候のあった「生命とは何か」「進化とは何か」というような、
壮大なテーマを要素として盛り込もうとしてるわけだが、
それが逆に中途半端。

エイリアンの造形も全然魅力的じゃないし、
ホラーとしてはもちろん、SFとしてもイマイチすぎる出来映えになってしまった。
(ホラー耐性の低い僕が観ても全然怖くない。)

一応、ラストにドンデン返し気味のオチがあって、
さらなる続編の存在を匂わせているのだけれども、
正直、この路線で行くのはキツイんじゃないかな・・。

もうエイリアンはプレデターの敵役に専念した方がよいんじゃないかと。

リドリー・スコットの描きたい世界は分からんではないが、
エイリアンとは別のところでやった方がいいかもしれないね。

敢えて良い所をあげるならば、
エイリアンが登場するまでの前半だけは、純粋なSFとしてそこそこ楽しめるし、
あとはさすがにCGにはカネがかかっているあたり。

 

適正価格(劇場換算):1,200円

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