10代・20代の頃はそうではなかったものの、
最近では小説はほとんど読まないし、
ましてや推理小説なんて、、という読書スタイルだったが、
最近いくつか推理小説を読む機会があり、
昔の好奇心(?)のようなものがむくむくと湧き起ってきた。
推理小説とは言うまでもなく、
「誰が」(犯人)、「なぜ」(動機)、「どうやって」(手法)
殺人を犯したのかを考えるのが楽しみなわけだけれども、
この中の「どうやって」の部分に「密室」が絡んでくると、
その楽しみは倍増する。
この本は、古今東西の作品の中から厳選された、
41の密室についてイラスト入りで説明したものである。
実は、それぞれの密室の種明かしまでされていることを期待したのだが、
それは掲載されておらず、
知りたければ作品を読んでね、とのこと。
ちょっと肩すかしをくらった感もあったが、
折角なので、気になったものは今後少しずつ読んでみようと思う。
ただ、種明かしをされていないとなると、
密室の状況を説明するだけになるので、
知っている作品ならまだしも、
そうではないものについては、
割と似たり寄ったりの感想になってしまうのは仕方がないところ。
ざっとあらすじも紹介されているので、
僕も含めた初心者向けのガイドブックといった使い方が
ちょうどいいのかもしれない。
ということで、今後の読書コーナーでは、
この手の本が多少増えるかも。