18歳までの間に、僕が一番聴いたのは、この曲だと思う。
シューマンって、知名度の割に退屈な作曲家なのだけれど、
この曲は、渾身の傑作。
youtubeでもなかなか聴きたい演奏がなかったのだが、見つけた。
1942年、ベルリン。
フルトヴェングラー×ギーゼギング。
ナチの学芸会のような面子で、普段なら見向きもしないが、
この曲なら面白いかも、、と思って視聴。
うん、面白い。
圧巻は第2楽章。
弦の斉奏部分の歌わせ方がハンパない。
そして、第三楽章。
大胆にテンポを動かすフ先生に、ギ先生は大慌て。
ボクシングだったら、タオルが投げ込まれてもおかしくない状況で、
逆にそれが壮絶な緊張感を生んで、成功している。