アラン・バーディック 著「WHY TIME FLIES:なぜ時間は飛ぶように過ぎるのか」(‎東洋館出版社)
誰しもが実感したことのある、

歳を取ると、
時間の経つのが早くなる

楽しいときは、
あっという間に時間がすぎる

という現象を、
心理学、神経生物学的に検証した本。

タイトルに惹かれて読んでみたものの、
自分が、これらの学問の知識に乏しいのと、

2行で済む話を、
長々と語るという著者のクセ?で、

正直、イマイチな印象。

いやぁ、それこそ、
時間がゆっくり流れる読書だった。

時間間隔の「ズレ」についての、
さまざまな説を紹介しているわけだが、

最後の最後で、

年をとるほど時間が速く感じられるのは、
ほかの人たちがそう言っているから・・・
この説明は循環論法のようで、
落ち着かない感じがする。
それでも私は、
確かにそうかもしれないと思う。

って言っちゃってるのは、
うーん、ちょっと強引というか投槍というか、

ここまで長々と語っておいて、
それはないんじゃね?
と思うのですが。

繰り返しますが、
この本を読んでいる間は、

「時間は飛ぶようには過ぎません」