2020年USのアクション・コメディ。
タイトルからして、
もう少しスパイ・アクション寄りを、
期待していたのだが、
それは最初と最後ぐらいで、
大部分はゆる~いコメディ。
悪者から狙われる可能性のある、
母親と少女を見張るために、
CIAの諜報員である主人公達は、
彼女らと同じアパートの部屋に、
住み込んで監視することに。
しかしその監視対象の少女に、
あっさり正体を見破られ、
おまけに弱みまで握られて、
遊びの相手をさせられながら、
次第に母親と少女たちと、
親密な中になってゆく。
だがそんな楽しい時も束の間、
監視対象と親密になっていることが、
CIA本部にバレてしまい解雇処分、
去り際に、
彼女たちに正体を明かしたとき、
ついに悪者が、
彼女たちの前に現れる…
というお話。
主役のデイブ・バウティスタは、
元プロレスラーとのことで、
正直、演技はまったくなのだが、
それがかえって、
少女に翻弄される武骨なおっさん、
という役どころにハマっている。
(ただし、CIAの諜報員にはとても見えないが)
音楽含め、ところどころ、
『007』等のスパイ映画を、
オマージュしていたり、
最初からコメディと割り切ってしまえば、
決してナシではないけれども、
土曜の夜に、50歳手前のおっさんが、
ウィスキー片手に、独りで観るには、
ちょっとしんどいかな…。
適正価格(劇場換算):1,000円