2022年、日本のコメディ映画。
よくあるタイムループもので、
同じ一週間が延々と繰り返される、
というストーリーなのだけれど、
舞台設定が、
ブラックな弱小広告代理店ということで、
日本の多くのサラリーマンが、
共感できる作品なのではないだろうか。
クライアントからの、
無理難題への対応のために、
何日も会社に泊ったり、
上司や同僚との、
絶妙な関係性だったり、
自分の20代・30代を、
懐かしく思い出しながら、
あー、そういうことあるよね、
と、最後まで飽きずに、
観ることができた。
キャストは、
円井わん、マキタスポーツetc.
ということなのだが、
正直自分は、
全員初見、
でも皆さんの演技が、
実にイイ味出してましたね。
会社内のヒエラルキーとか、
製作現場のあの雰囲気とか、
諸々の要素を具現化しつつ、
等身大のサラリーマンを、
完璧に演じていたかと。
ストーリーとしては、
タイムループしていることに、
一人、また一人で気付いていき、
その原因まで突き止めるのだが、
その解消に立ちはだかるのが、
ややクセ者の部長。
その部長を説得しつつ、
やがて部長の過去や人柄が、
段々明らかになっていくあたりが、
Heartwarmingだったし、
単なるドタバタコメディではない、
深みをプラスしていたと思う。
日本のサラリーマン、
必見!
適正価格(劇場換算):2,100円