2023年、USのSFスリラー。
アダム・ドライバー主演、
サム・ライミ製作という、
個人的には期待作だったのだけれど、
んー、
二番&三番煎じ感がすぎて、
ちょっとなぁ、、という印象。
人類が誕生する遥か昔、
とある先進文明を誇る惑星が、
探査船を送り出す。
2年間の探査の帰途、
予期せぬ小惑星帯に遭遇し、
近くの星に緊急着陸する。
何を隠そう、その星こそは、
6,500万年前の地球だった。
主人公+αは、
肉食恐竜や昆虫と闘いながら、
15km離れた先に墜落した脱出船へと向かうが、
折悪しくその日は、
恐竜を絶滅させた「あの」小惑星が、
地球に衝突した日だった、、
というお話。
まずですね、
恐竜映画は、
もうあのシリーズで、
かなりお腹いっぱいなわけですよ。
ただ、今作は新味を出そうとして、
別の文明のヒトが不時着した、
という設定にしているわけですが、
基本は一緒ですよね。
テーマパークなのか、
ガチなのかという違いだけで、
特に目新しいことはない。
さらにそこに、
チクシュルーブ・クレーターを生じさせ、
中生代に終止符を打った、
「あの」小惑星の激突までも盛り込んだため、
もう、ひっちゃか&めっちゃか、
大人が楽しめるエンターテインメントには、
程遠い感じかな。
『スター・ウォーズ』の時は、
どえらい大根だったアダム・ドライバーも、
だいぶ小慣れた演技をするようになりましたね。
ただ、ストーリーにも脚本にも、
褒めるべき点がなく。
何なら思い切って、
実はこれが、
カイロ・レンの前日譚だったんです、
ぐらいぶっちゃけた方が、
面白かったかもしれません。
適正価格(劇場換算):650円