バーツラフ・シュミル 著「SIZE(サイズ): 世界の真実は「大きさ」でわかる」(NHK出版)

「ビル・ゲイツ絶賛!」とかあるから、
褒めないといけないような、
気にさせられるけれど、

んなこたぁない、
ツマラナイものは、
ツマラナイ。

本書を、一言で評するならば、
「バランスが悪い」。

サイズについて語る本が、
バランス悪いってどういうことよ。

人体のサイズの話から、
『ガリバー旅行記』ネタに突入するのは、
許せるのだけれども、

ネタを引っ張りすぎるというか、
クドいんですよね。

最終章あたりの、
正規分布の話もそう。

分かったから、
2ページで終わらせろや、
という話を、

延々と20ページ、30ページと、
はいはい、あなたの博識は分かったから、

もっと周りを見ながら、
お話しましょうねー、

あと、何が言いたいのか、
もっと明確にした方がいいですよー、

って感じ。

皮肉にも読後に実感したのは、

「本のサイズ(分量)と、
中身の価値は、比例しない。」

いやむしろ、
著者も大好きな逆二乗則?

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