伏尾美紀 作「百年の時効」(幻冬舎)
評判どおりの、
超力作でした。

まずは、拍手。

昭和、平成、令和、
3時代を跨いでの、

警察の捜査の執念、
ディテールへの拘り、
葛藤、信頼、などの人間ドラマ、

が、まるでドキュメンタリーのように、
緻密に描かれているのみなず、

この3時代で起きた、
実際の事件についても触れることで、

リアリティを高め、
読み応えを増している。

あまりにもリアリティがあるので、
「佃島殺人事件」が、

実際の事件だったのかどうか、
調べてしまったぐらい。

登場する人物すべてに対し、
その個性のラインを明確にし、
活き活きと描かれていることに加え、

事件に対する各人の「思い」を、
緻密に描くことにより、

事件の伏線回収へと、
繋げている。

小説とは、
かくあらなむ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です