
数学、哲学、物理学、歴史学など、
数々の分野で功績を残した、
まさに「知の巨人」ともいえる、
ライプニッツについて、
一応、伝記という形式ではあるものの、
その人生における7日間を特に切り出し、
彼の思考の本質について、
検討・検証した本。
特に、
ライプニッツの人生と思想が
どのように結びついているのか、
そしてそれらがさまざまな段階で
どのように相互に影響を与えているのか理解するには、
7日間で十分だ
と息巻いて、
思い切ってその7日間に、
フォーカスを絞った点は、
斬新ではあるものの、
7日間に焦点を絞るとは言いながら、
結局は、この「知の巨人」の、
思想・思考すべてを、
概観しなくてはいけないわけで、
果たしてそれが、
成功しているかと言われれば、
疑問である。
そして、
ライプニッツ個人に、
興味がある人のニーズには、
応えることができているかもしれないが、
彼の業績なりは、
学問史上どのような影響をもっているのか、
また、宿敵と称された、
ニュートンとの関係について、
どのような結末を迎えたのか、
そのあたりは、
あまり多くは語られていないため、
さらなる深堀りが、
欲しかったところではある。