昔取った何とか、、で、
大学で専攻だった古典文法の本を目にすると、
ついつい買ってしまう癖がある。
この分野は科学とは異なり、
「新発見」ということはまずないから、
結局は与えられたテクストを如何に解釈するか、
というマニアックな話になりがちである。
この本も、そう。
興味がない人には、
「き」と「けり」、「つ」と「ぬ」の違いなんか、
どうでもいいことかもしれないし、
自分でもそんなこと考えている余裕がないときには、
ホントどうでもよく思えるのですが、
でもこれがハマるとなかなか抜けられない。
所詮「源氏物語」なんて作り話にすぎないのに、
「このときの夕顔の気持ちはこれこれのはずだから、この助動詞は・・・」
なんて考えていることが、我ながらちょっぴり滑稽だったりする。
まぁでも、自分の国の言葉に興味があっても、
バチが当たることはなかろう・・・。