@新宿文化センター大ホール。
さて、淡々と感想を。
・シベリウス 交響詩「フィンランディア」
この曲を聴くのは、たぶん高校生の時以来かな。
あらためて聴くと、大した曲じゃない。
特に、中間部分で、金管と低音弦がユニゾンで動くあたり、
ちょっと苦手。
・グリーグ ピアノ協奏曲
第1、2楽章は名曲のレベルだと思うんだけど、
フィナーレが全部ぶち壊してるよね、もったいない。
ピアノの石岡千弘さんは、
聴いているだけで腕の筋肉が疲れそうなこの曲を、
女性なのに力強く弾いていて、立派。
ただちょっと、高音のタッチに抑制が欲しかったのと、
致命的だったのは、ソロの最終音とオケのトゥッティの頭が重なる部分が、
ことごとくズレていたこと。
これは明らかに、指揮者が悪い。
てか、コンチェルトなんて指揮者の仕事はそれぐらいしかないんだから、
これは職務遂行に問題アリでしょ。
ソロの終わり部分は、ソリストとアイコンタクトとって、
緊張感もってオケを導かないとね。
・ラフマニノフ 交響曲第2番
なぜメインも北欧作曲家にしなかったのか、謎。
イタリアン食べにいったら、
パスタの次にとんかつが出てきたでござる、という感覚。
予定が詰まっていたのと、体調が悪かったので、
実はこの曲の演奏は聴けなかった。
プロと違って、アマオケは色々とツッコミどころがあるのだけれど
(勿論ない場合もある)、
それがまた音楽を聴く耳を鍛えてくれるので、
今後も時間が許す限り、足を運びたい。