・2016年6月30日(木)
「死ぬほど忙しい」という表現は違和感ないけど、
「忙殺」という語は、実はかなり強烈だと思う。
「忙シサニ殺サレル」と受身として解釈すべきなのだろうが、
この語が出来たときには過労死なんて概念はなかっただろうし、
言わば、「迫りくる得体の知れない恐怖に殺される」的な不気味さがある。
ちなみに「悩殺」って語も、文字面だけみるとオソロシイのだけれど、
なぜかお色気的ムードが漂ってくるのが不思議である。

・2016年6月29日(水)
上半期最後のG1は、大井競馬の帝王賞。
僕の本命は4着だったので、惜しくも馬券は外したが、
それにしてもだな、武豊のラップの刻み方は神掛ってるわけで、
ああいう勝たれ方をされてしまうと、「参りました」としかいえない。
僕の競馬歴27年の中に、常にこの騎手がいることは、
幸なのか不幸なのか、でも競技自体の質を、恐ろしく底上げしていることは間違いない。

・2016年6月28日(火)
とある店先に素敵なアンプが置いてあり、
「2万5千円と時間があれば、誰にでも作れます」って書いてあったのだけれど、
「どっちもないから!」と即座に反応してしまった自分。

・2016年6月27日(月)
「人生山あり谷あり」とは言うけれど、
山も谷も、ちょっと頑張れば越えられるからね。
実際は川とか砂漠にブチ当たると、厄介なんだな、これが。

・2016年6月26日(日)
高齢化になったり、貧富の差が拡大したり、
要するに社会の構成員のプロファイルが大きく偏っている状態で多数決を行うのは、
厳密な意味で、民主主義的とはいえない気がしている。
価値観や利害関係などが多様化しつつある現代社会においては、
投票率や得票率などのルールを緻密に運用する必要があるのではないか。

・2016年6月25日(土)
今回は出演者ではなく、鑑賞者として、
素義会@鳥越神社へ。
あらためて客観的に聴くと、勉強になることや刺激も多い。
次回の自分の番はどうなることやら。
さて、帰りに御徒町まで歩いたのだけれど、
佐竹商店街という、大きさの割にひっそりとした商店街があって、
遙か前の昭和にタイムスリップしたような気分になった。
東京の商店街巡りも、ネタとして悪くない。

・2016年6月24日(金)
誰もが残留を確信して、昨夕から円安がガンガン進み、
今朝起きて確認したら、1ドル=107円すぐ手前。
これは今日はこのまま突き抜けるんだな、と思ったら、
そこからまさかの激震円高で、一時1ドル=99円台。
いやいやとはいえ、最後は僅差で残留派が勝つのでしょう、と、
BBCのHPのリアルタイム速報をF5連打しながら見てたら、
勝つどころか、ますます差が広がっていくではないか!

結局、正式に残留が決定する少し前が円高のピークで、
決定したときには、既に反発し始めていたのも、少し謎。
うーん、実は裏で介入があったのか?
ただ、どう考えても、英国には百害あって一利なしのはずなのだけれど、
やはりそこで生活する人の声というのは切実なものなのか。
まぁ、あそこはある意味、日本以上の「ガチ島国」だしね。
「一国の国民による判断を尊重します」とか言っている人も、
腹の中では、「余計なことしてんじゃねぇよ!この世界のひねくれ者が!」って、
思ってるだろうね、間違いなく。

・2016年6月23日(木)
そういえば、一昨日(21日)は夏至だった。
よく「夏至の日」というけれど、実は夏至というのは「瞬間」があるのであって、
2016年の夏至は、厳密には6月21日の午前7時34分だった。
ちなみに、その瞬間の空の様子を天文シミュレータで再現してみると、
ふたご座とオリオン座とおうし座が、
それぞれの先端の星で、三方から太陽を囲むという配置なのが、
かなり印象的だ。
もちろん、実際にはその時刻は、太陽光で星座たちは見えないのだけれども。

・2016年6月22日(水)
日本の受験生は大学に入ることを目的にしてしまっている、とよく言われるけれど、
それは大多数の政治家も同じこと。
重要なのは選挙ではなく、その先なんだけど、
選ぶ方も選ばれる方も、選挙が終われば一件落着、みたいな雰囲気は、
何とかならないものだろうか。

・2016年6月21日(火)
パソコンのモニターに小さな虫が止まったので、
追い払ってみたのだけれど、どいてくれない。
はて?おかしいな、と思ったら、
画面の中でカーソルをグリグリして、追い払った気になっていた。
カーソルを指だと思ってしまう、ある種のバーチャルリアリティ。

・2016年6月20日(月)
梅雨だから雨が降るのか、
それとも、雨が降るから梅雨なのか、という問いは、
一見単純そうに思えて、実は難しい。
ちなみに個人的には、「黴雨(ばいう)」という表現の方が好きだ。

・2016年6月19日(日)
遂に人命が奪われるまでヒートアップしている、英国のEU帰属問題。
為替・株価的には、明日からの3日間がまさに「勝負所」となる。
投機的な動きと本質的な問題が、同じレベルで語られることもあり、
世界経済はもはや何を信じていいか分からないレベルにきていると思う。
これからますます、労働力余剰になることは目に見えているのだから、
新しい資本主義を誰かが先導しなくてはいけないんだけど・・・。
とりあえずは、英国の動きに注目。

・2016年6月18日(土)
昨日と今日の南の空は、比較的高い位置で、
月と土星と赤い星2つ(火星・アンタレス)がまとまって見えるという、
美しい天体ショーだった。

・2016年6月17日(金)
電車の中での、おばさま方の会話より。
「こないだ●●線でね、駅に着いたときに、
停車位置を直します、ってアナウンスがあって直し始めたのよ。
そしたらね、普通は少し修正したら済むと思うのだけれど、
その時は、何回も、なんかいも、ナンカイも、ずーーっと修正してるわけ。
こんなヘタな運転手の電車に乗って、事故でもあったら大変だわ、って思って、
その駅で降りちゃったわ。」
…まぁ、危機管理としては、悪くはない、、、かな・・。

・2016年6月16日(木)
いまさらだけど、渋谷駅地下の構造は、ホントひどい。
人の導線が直交する箇所が何か所かあって、
いつも激突しそうになる。
業種は全然違うけど、同じ設計者として反面教師にしなくては。

・2016年6月15日(水)
歴代の都知事たちのように、
堂々とした(?)悪事だったらそうでもなかったのだろうけど、
なまじっか庶民的な悪さをしたもんだから、
庶民にも分かりやすくツッコまれるという結果になったとさ。

・2016年6月14日(火)
1ドル=105円台とか、マジで勘弁してほしい。
さらに来週の英の国民投票で、EU離脱派の方が多かったら・・・。
今からガクブルですよ。

・2016年6月13日(月)
食欲や性欲は動物にもあるけれども、
物欲(購買欲)こそは、ある意味人間らしさの象徴でもある。
だから「爆買い」をする外国人を見ると、そのエネルギーに憧れるというか、
普段の自分たちが失ってしまった生命力を目の当たりにするようで、
なんともすがすがしいのである。

・2016年6月12日(日)
そして、日曜夜の諦観。

・2016年6月11日(土)
金曜夜の解放感
土曜日の安堵感
日曜日の絶望感

・2016年6月10日(金)
申請してから半年以上経って、やっと個人番号カードが来た!、と思ったら、
届いたのは交付通知書で、受取にはさらに予約が必要とのこと。
まったく役所の人間の時間感覚を疑うわ。
税金は滞納すると、すぐ取り立てにくるのにね。

・2016年6月9日(木)
帰りの電車の中で、僕の読む本にずーっととまっている小さな虫がいて、
なかなかページをめくることができない。
見れば何やら、後ろ足を激しく擦り合わせていて、
彼(彼女)なりに、本の内容を理解しようとしているようにも見える。
来世はきっと、学問好きな人間に生まれ変わっていると思う。
そのときに僕が虫になっていたら、逆に読書のお邪魔をしよう。
因果は巡る。

・2016年6月8日(水)
地球の内部を観察するのは、なかなか難しいことだが、
こんな方法はどうだろう。
地球からほどほどの距離に宇宙船をいくつか浮かべて、
そこから地球をスキャンする。
馬鹿デカイCTスキャンのイメージなんだけど。
さすがに危険すぎるかな・・・。

・2016年6月7日(火)
コンビニの前にタクシーを停めた運転手が、
後部のトランクを机代わりにして立って弁当を食べていたのを見て、
車の中で食べればいいのに、、、と思ったのだけれど、
これはもしかしたら、車の中を弁当臭くしないための配慮か!と気付いた途端、
そこにはプロの商売人が立っていた。

・2016年6月6日(月)
諸苦所因、貪欲為本。

・2016年6月5日(日)
「前奏」って入力しようとすると、
「禅僧」が第一変換候補に出てくるPCは、
飼い主に発想が似てきたってことね。

・2016年6月4日(土)
「銀漢」っていう、天の川の別称も、硬派なカンジでキライじゃない。

・2016年6月3日(金)
最悪の状況に陥ったときに、もうこれ以上悪くなることはないだろうと、
自分に言い聞かせて平静を保てるようになるのはフツーのことで、
現実的には、そこからさらにドン底へ向かったときに、
どういう精神状態でいられるかが、カギ。

・2016年6月2日(木)
まぁ、たまにいるんだよね、言動が分かり合えないというか、
同じヒト科でも属が違うんじゃないか、というレベルで理解不能な人が。

・2016年6月1日(水)
大抵のギャンブルというのは、「心理戦」。
大衆心理を相手にするのか、プレイヤー同士の心理戦なのか、
それとも胴元相手なのか。
相手の心理に同調せずに、裏をかくこと。
ここにひとつのテクニックがあるのだと思う。