映画「007 スカイフォール」

公開初日、映画1000円デー、
「カジノロワイヤル」を上回る興行成績、

といった「混雑要素」は明白だったけれども、
それでも初日に観たくて、レイトショーで鑑賞。

出だしの長いアクションからの、主題歌、オープニングという、
「007シリーズ」お決まりの流れで期待値がMAXになっていたせいか、
正直納得いかない出来。

やはりどうしても、
傑作だった「カジノ~」と比較してしまうせいかもしれないが、
ストーリーに伏線要素が薄く、
単調になってしまっているのが最大の難点。

そもそも敵役がなぜ執拗にMを狙うのかが分からず、
その上、ボンドの生家とか出されても、ポカーンっていう感じ。
原作を知っていれば、思い入れもあるのかもしれないが。

また、ヒロイン(ボンドガール)不在というあり得ない設定。

Qは出てくるものの、
お決まりの小道具やボンドガーによるアクションなどもほぼ皆無で、

「007」シリーズを観ているものとしたら、
相当な減点のはずだ。
(Qから渡された秘密兵器がワルサーと「無線」って・・。
まぁそこはギャグだったのかもしれないが・・)

あとは、これは気のせいかもしれないのだが、
ダニエル・クレイグが急速に劣化した。

なんかただの背の低いおっさんにしか見えなかったんですよね・・。
噂によると、この作品の話がきたときに、
ボンド役を降りたいと思ったという。

たしかに、この作品でのボンドはまるで魅力がない。

ダニエル・クレイグがつまらなそうに演技しているように見えるのも、
気のせいではないのかもしれない。

ボンド映画らしくないから、
これならトム・クルーズが演じても一緒だったかも。

「カジノ~」を100点とすると、65点。

劇中で、ボンドがQに対してつぶやく、
「世代交代だな」という一言が、
皮肉にもすべてを物語っている。

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