映画「モンスターズ / 地球外生命体 」
2010年のイギリス映画。

タコ型宇宙人登場の典型的なB級SFで、
イギリス映画というのが、
ちょいと驚き。

メヒコとUSの中間地帯に、
巨大エイリアンが繁殖、

現地で出会った社長令嬢とカメラマンが、
命からがらUSまで帰る、

という話なのだけれども、
いやぁ、見事なまでに見どころゼロ。

危険を切り抜けた若い男女が、
最後は結ばれる、
というお決まりのストーリーなのはさておき、

帰国道中の、
エイリアンに襲われる!闘う!逃げる!
という描写が、

まるで迫力もリアリティもないし、
ここで力入れなきゃ、どこでやるの、と。

しかも主役のカメラマンが、
すごく頭悪い&軽薄な設定で、
見ていてイライラするし、

他の男と婚約してたヒロインにも、
ホントにこっちの男でいいのか?
と問い詰めたくなってくる。

唯一の見せ場は、
メキシコのピラミッドから眺めた、
(架空の)国境の壁の映像かな。

まるで万里の長城のように、
行く手を拒む姿は壮観なのだけれど、

でもタコ野郎たちは、
これをどうやって越えたんだ(笑)

せっかくB級なら、
もっと振り切って欲しかったかなぁ。

なんか中途半端に狙いすぎていて、
勢いもないし、
ただただ、退屈。

適正価格(劇場換算):400円