THE RADICLE

通販ではなく、店で、しかも発売日に新譜CDを買うという、
僕としては何ともレアな行動をしてしまった。

新宿のレコード店、いやCDショップといえば、
マルイの地下にあったヴァージンか、高島屋の上にあったHMVだったのだけれど、
両方ともすでに潰れて今はなく、
調べてみたら、ルミネエストの中にHMVがあるらしいので、そこに行ってみた。

ルミネエストに、40手前のおっさんが一人で足を踏み入れるのには、
多少の勇気が必要だったけど、さっと買って、さっと脱出しました、ハイ。

ティム・デラックスは、こないだの東京マラソンを3時間台で完走したらしく、
新譜のプロモーションとしては、上々の結果だったのではないだろうか。

現に、僕なんかにも購買行動を取らせることができたわけだし。

某76.1MHzのラジオ局で、毎日のようにこの「THE RADICLE」(「幼根」の意味らしい)に収録されている、
「CAPTAIN,CAPTAIN」がかかっていて、
不思議というか魅力的なサウンドに興味が湧いて、思わず買ってしまったのです。

もともと、ディープ・ハウスが大好物だった自分なので、
この「THE RADICLE」の各曲の、アンビエントというかJazzyなカンジがとても心地よく、
深夜にウィスキーを舐めながら聴くには、ちょうどよい。

とはいえ、そこはティム・デラックスなので、基本はダンスミュージック。

矛盾しているようだが、「踊らないダンスミュージック」とでも呼ぶべきかな。

ちょっとミニマルな要素とかも見え隠れしてたりで、
じっくり聴いてもそこそこ楽しめると思う。