高知旅行記2

高知旅行記2

9時起床。

懸念していた二日酔いの恐れもなさそうで、
ホテルからレンタカーで出発。

まずは高知県立美術館に寄り、「大絵金展」を見る。

11時ごろ、美術館を出発し、室戸岬を目指す。
夏のような陽射しだ。

室戸岬は、高知の右下の岬。

足摺に行ったのなら、
室戸にも行かないと中途半端な気がしたわけだが、

室戸岬は、なんといっても空海修行の地として、
一度は訪れてみたいと思っていた。

歴史に華々しくデビューする前の青年空海が、
室戸岬で修したのは、「虚空蔵求聞持法」。
平たく言ってしまえば、記憶力強化の為の秘法である。

すなわち、空海の、文字通り「超人的な」能力を育てた地が、
この室戸岬なのである。

初夏のような陽気の中、土佐湾を見ながら、
快調に車を走らせる。

昨日の足摺への道が「陰」なら、
今日のは「陽」である。

14時ごろ、室戸岬近辺に到着。

空海ゆかりの最御崎寺の虚空蔵菩薩を拝したり、
展望台から岬全体を眺めたりし、
波打ち際の遊歩道を、小一時間ほど歩く。

溶岩質の岩が露出し、亜熱帯の植物が生い茂るという、
神秘的というか原始的な気が満ちた場所であり、
まさに空海修行の地にふさわしい。

道の真ん中で、巨大なスズメバチが、
懸命に葉を齧っている。

そっと迂回する。

奥まで進むと、さきほどまでいた観光客が、
ぱったりといなくなる。

茂みでゴソゴソと音がするので、思わずハッと身構えたが、
出てきたのは、意外にも野良猫。

こんな海岸で何を狙っているのだろう。
祖先は弘法大師に頭を撫でられたことぐらいあったかもしれない。

軽く汗ばんできたところで、国道に上がり、
駐車場まで戻る。15時すぎ。

19時の飛行機に間に合うべく出発。

途中「海の駅」にて海鮮丼を食べる。
驚くほど美味い。

満腹と疲労で、駐車場で30分ほど眠って目が覚めると、
昨日以上の豪雨になっていた。

海と山の交わる辺りは、天気が変わりやすいのだろう。

1時間も車を走らせると、雨はすっかり上がり、
土佐湾が夕暮れ色に彩られ始めてきた。

車を脇に寄せ、夕陽を眺める。

東京ではこんな夕陽を見れることはない。
日想観の意味が、なんとなく分かった気がする。

今回は時間に余裕をもって運転してきたはずだが、
途中のゴルフ場でプロの試合があったらしく、
大渋滞にハマる。

最終の飛行機に乗り遅れるのは御免なので、
カーナビで迂回ルートを探す。

思いっきり山道を指定されたが、
意を決して、そちらへ向かう。
街灯がない。暗い。

何とか間に合った。
空港で晩飯を食べようと思ったが、
その時間もないので諦める。

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