2011年11月

「なぜシロクマは南極にいないのか ― 生命進化と大陸移動説をつなぐ」(デニス・マッカーシー)

そしてなぜ、皇帝ペンギンは北極にいないのか。 これらの質問は一見馬鹿げていて、 答えは明白、祖先がその地に住み着き適応化したから。 でも、ではなぜその地に住み着いたのか、を考えると、 問題はそれほど単純ではなくなる。 とはいえ狭い地球のこと。 どこに何が住んでいようと大した問題ではない気もするが、 生物の分布を調べることで、かつての地球の姿が浮かび上がってくる、 という副産物が生じるのであり、 実 […]

「サイエンス・インポッシブル」(ミチオ・カク)

副題は、「SF世界は実現可能か」。 100億光年以上先の宇宙を見ることができて、 ほぼ光速までいける粒子加速器があって、 そして我々の手元には、 GPSもテレビもゲームもICカードも付いた携帯電話があって、 もはや、うっかりと、 「そんなの科学的に不可能だね」なんてセリフを吐くこともできない。 じゃあ、ライトセーバーやスターシップの実現可能性は??という問題に、 最新の科学で検証を試みたのが本書。 […]

助詞「は」の解釈

助詞「は」というのは、 日本語の文法の中でなんとも厄介な存在ということで知られている。 というのも、 僕は、哺乳類だ というときは、「は」は主語を成しているようにも見えるし、 象は、鼻が、長い というときは、長いもの、 すなわちこのセンテンスの主語は「鼻」であって、「象」ではない。 この場合の「は」は、 「象についていえば」という、話題の提示という役割になる。 では次の例はどうだろう。 僕は、ウソ […]

「世界で一番美しい元素図鑑」(セオドア・グレイ)

マクロなことばかり考えていたら、 たまにはミクロが恋しくなった。 あと、タイトル的にも前から気になる存在ではあったので、 思い切って買ってみたのだけれども、 ごめん、全然美しくないわ。。ましてや「世界で一番」とか。。。 でも、内容は面白い。 元素を1から順番に見開きで説明。 その元素でできているモノの画像を弩デカく、 バン、バン、バン、と載せてあるだけの構成なんだけど、 例えば、62番「サマリウム […]

さよならiPhone・・・アドレス帳とともに・・・

iPhoneやめました。 先週末に電話地獄になり、 「iPhoneの通話機としての限界」を痛感し、 迷うことなくMNP。 まさかのガラケー逆戻り。 仕事柄、複数の「電話」を携帯せざるを得ず、 その変遷を振り返ってみると、 ①ケータイ(メイン)+ケータイ(サブ) 社会人になった始めの頃、 なんとなくの優越感とともに、二台持ち。 ②ケータイ のみ 二台持ちがすぐに面倒になり、一本化。 基本、このスタン […]

「墨子よみがえる」(半藤 一利)

他の国ではいざ知らず少なくとも日本においては、 中国の思想といえば「儒教」(特に孔子)の一点張りで、 中学の漢文の授業といえば、 まずは論語を暗記することから始まるわけで、 これは良くも悪しくも、 徳川幕府による教育(統治)政策の名残なわけだが、 ただ、老子、荘子、韓非子、荀子といった、 歴史を生き抜いてきた思想たちに、 もっと触れる機会があってもよいのではなかろうか。 「墨子」の特徴は徹底した非 […]