2012年5月

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diary 2012/05

・2012年5月31日(木) スポーツ、芸能、学問と同様、 仕事もまた基礎が重要であることを痛感した。 ただし、社会における仕事の基礎というものは、 「常識」と呼ばれるものが大半を占める。 ・2012年5月30日(水) 本日は、苦手とする三機関をハシゴする羽目に。 すなわち、税務署、銀行、病院。 ・2012年5月29日(火) 今夜も2時か、もうしんどい、、と思って外に出たら、 事務所の1階のパン屋 […]

ミケランジェリの音色

この人ほど、見た目と演奏とが結びつかない人もいない。 こんな柔らかい音色をどうやって出すのだろうか。 1曲目のベートーヴェンのソナタの第一楽章なんかは、 そんな彼の演奏を堪能するには、うってつけ。 ミケランジェリは、 良い意味でのオールド・スタイルの芸術家と言えるだろう。 トスカニーニといい、ミケランジェリといい、 やはりイタリアは偉大な芸術家を輩出する国なんだとつくづく思う。 そういえば二人とも […]

カルロス・クライバー

カルロス・クライバーの指揮は、 映像で観ないと魅力半減かもしれない。 序奏を経てアレグロになってからは、 カルロス先生、ご機嫌の様子。 これだけ表情豊かにオケを鳴らせる人は、 そうはいない。

映画「裏切りのサーカス」

まずは、ゲイリー・オールドマンが老けたな、 というのが第一印象。 気づいたら爺さんになっているではありませんか。 かつてのあの「ギラギラ感」を消し去って、 こういう路線でいくのであれば、それもまたよし。 久々に、宇宙人が出ていない映画を見た。 硬派なスパイ映画で、 「犯人は誰でしょう」というもはやおなじみのパターンではあるけれども、 内容的には「並」かな。 本筋である犯人探しの部分は、 ラストの( […]

Salsa house

Richie Richの原曲は、 哀愁漂うというレベルを超えて、 もはや暗いのであまり好きではないのだけれども、 昔の「Emma House」(懐かしい…)に入っていた、 Salsamanによる「Spanish Guitar Mix」というのが滅茶苦茶かっこよくて、 既にCDも手放してしまった今、 どこかで聴ける音源がないかと探していたら、ここにありました。 15年振りに聴いても、やはりイケてます […]

「門」(夏目 漱石)

漱石はある意味不幸な作家である。 あまりに偉大であるがゆえに、 大部分の日本人が中・高の国語の教材として叩き込まれるため、 「漱石なんてこんなもんか」と思われてしまい、 大人になってから敢えてそれを読んでみようという人もいなくなるわけだ。 自分も十代の頃、そんな漱石を耽読していた。 大学に入ってからは、 小説というもの自体を読むことが殆どなかったため、 漱石などは遠い記憶の底に置き去りにされていた […]

「玄奘三蔵、シルクロードを行く」(前田 耕作)

「travel」は「旅行」だが、 「travail」だと「苦労」という意味になる。 昔の旅は、それこそ命懸けだった。 灼熱の砂漠、極寒の高山、山賊、異国の兵…。 玄奘が踏破した道程は、 現代の研究隊をもってしても、 なお越えられない道があるという。 それを往復である。 「西遊記」に出てくる命を狙う魔物どもでは、 物足りないぐらいの辛苦であったに違いない。 そしてさらに驚くべきは、帰国してからの所業 […]

「セザンヌ-パリとプロヴァンス」(@国立新美術館)

究極の具体は、抽象へと昇華される。 絵画の転換点は、ニュートンによる光の分解にあった。 それまで単なる「一筋の光」だったものが、 物理学の天才の手により、幾色にも解きほどかれることになる。 絵画の分野では、印象派がその流儀を引き継いだ。 マティスやピカソはさらに一歩踏み込んで、 色や形を、「故意に」分解してみせた。 「故意」ではないものが、純粋なる真実を捉えることを、 セザンヌは証明してみせた。 […]

「新種発見に挑んだ冒険者たち」(リチャード・コニフ)

ネットを立ち上げてWikipediaで調べれば、 すぐに情報が取り出せる現代において、 「博物学」という言葉が死語になる日は近く、 もしかしたら博物館という存在自体さえが過去のものになる時が、 迫っているのかもしれない。 ローマのプリニウス先生に遡るまでもなく、 かつての我々にとって、 「博物学」というのは重要かつ魅力的なテーマであった。 「博物学」のピークは意外にも最近のことで、 ヴィクトリア朝 […]

訃報:フィッシャー=ディスカウ氏

5月18日、バリトン歌手のフィッシャー=ディスカウ氏が、 他界したというニュースを目にした。 (僕が聴いていた25年前ぐらいは「ディスカウ」だったのだが、 今では「ディースカウ」と表記するらしい。) 男性歌手は何と言ってもテノールが人気だけれども、 そんな中で「バリトン」の魅力を十分に伝えてくれる、 (すくなくとも僕にとっては)貴重な存在だった。 クラシック音楽から遠ざかって久しく、 こんな形で懐 […]

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