ピュアモルト

 

演奏会本番の4日ほど前に、
ウィスキーが切れそうになったので、

願掛け(?)も込めて、
演奏会が終わるまではウィスキー断ちすることにし、

だが本番の演目と演目の間に、なぜか楽屋で胃が痛み出し、
次の日になってもさらに痛むという事態となったため、

結局、大好きなウィスキーを、
一週間ほど飲まなかったことになる。

胃が痛かったときは、珍しく酒を飲みたいと思えなかった。
でも、治ることを見越して、ちゃんと買いに行った。

店にある安スコッチは制覇してしまったので、
しばらくは国産を飲むことにした。

国産ウィスキーは、
一定レベル以上になるとコストは割高だが、
クオリティに心配はない。

今回は、「ピュアモルト」のうちの「レッド」の紹介。

「ピュアモルト」で検索すると、
ウィスキーよりも三菱鉛筆社製のボールペンが、
なぜか上位にヒットする。

調べてみると、
「ピュアモルト」のウィスキー樽としての耐用年数を過ぎた木材を再利用し、
ボールペンや、スピーカー、ベッドなどの材料にしているそうな。

日本人が得意とする、リユースというやつですな。
ウィスキー樽で作った笛があれば、ぜひ吹いてみたい。
果たして酔っ払うのだろうか。

さて、ホームページの解説によると、

—————————–
モルトウイスキーは、
「シングルモルトウイスキー」と「ピュアモルトウイスキー」に分類され、
「ピュアモルトウイスキー」とは、
複数の異なる蒸溜所でつくられたモルトウイスキーを、
ヴァッティング(混和)したものです。
モルト原酒の個性が融合し、
それぞれのシングルモルトとは異なる魅力を生み出しています。
—————————–

とのこと。

でもって、この「レッド」は、
ニッカの宮城峡蒸溜所のモルトが主体ということだ。

味はというと、これが最高に旨い。

程よい甘さと豊かな香りで、
ストレートで楽しむにはうってつけだ。

500mlで1,600円ぐらいなので、そこそこの値段にはなるが、
これに慣れてしまうと、もう安いブレンデッドには戻れない危険性がある。
それぐらい旨い。

実はこの記事を書きながら飲んでいるのは、
「レッド」ではなく「ホワイト」の方なのだけれども、

その「ホワイト」の紹介は、後日、
今度は「ブラック」を飲みながら書くことにしよう。

One thought on “ピュアモルト(レッド)”

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